ハイハイはいつから?遅いと感じたときの原因と家庭でできる練習方法
- 理学療法士 岡澤 奨
- 1月15日
- 読了時間: 4分
「同じ月齢の子はもうハイハイしているのに、うちの子はまだ…」と不安になっていませんか?
ハイハイを始める時期には大きな個人差があり、少し遅くても問題ないケースがほとんどです。
この記事では、ハイハイの目安時期や遅く感じる原因、家庭でできる練習方法を理学療法士監修のもと解説します。
ハイハイはいつから?目安は生後7〜9ヶ月
こども家庭庁の「令和5年乳幼児身体発育調査」によると、ハイハイができる赤ちゃんの割合は以下のとおりです。
・生後7〜8ヶ月:約48%
・生後9〜10ヶ月:約77%
・生後11〜12ヶ月:約99%
多くの赤ちゃんは生後7〜9ヶ月頃にハイハイを始めますが、これはあくまで目安です。早い子は5ヶ月頃から、ゆっくりな子は1歳を過ぎてから始めることもあります。
また、ハイハイにはいくつかの種類があります。
お腹を床につけて進む「ずりばい」から始まり、四つん這いの「ハイハイ」、さらにひざを伸ばした「高ばい」へと発達していくのが一般的な流れです。
ハイハイが遅いと感じる原因
ハイハイを始める時期が遅くなる原因はさまざまです。
筋力の発達ペース
ハイハイには首、腕、体幹、脚の筋力が必要です。
これらがバランスよく発達するタイミングは赤ちゃんによって異なります。
特に体幹の筋力がまだ十分でないと、四つん這いの姿勢を保つことが難しくなります。
赤ちゃんの性格
慎重な性格の赤ちゃんは、新しい動きに挑戦するまで時間がかかることがあります。
じっくり観察してから動き出すタイプの子は、ハイハイを始めるのがゆっくりになる傾向があります。
環境要因
ハイハイするスペースが狭い、床が滑りやすい、長時間抱っこやベビーチェアで過ごしているなど、環境が影響していることもあります。
赤ちゃんが自由に動けるスペースと時間を確保することが大切です。
早産・低体重で生まれた場合
早産や低体重で生まれた赤ちゃんは、「修正月齢」で発達を見ていきます。
たとえば2ヶ月早く生まれた場合、生後9ヶ月でも発達の目安は7ヶ月として考えます。
心配すべきサインと見守ってOKなケース
ハイハイが遅くても、多くの場合は心配いりません。
ただし、以下のポイントを参考に判断してみてください。
見守ってOKなケース
・ずりばいや寝返りはできている
・手足をよく動かしている
・周囲に興味を示し、おもちゃに手を伸ばす
・他の発達(喃語、表情など)は順調
相談を検討したいケース
・生後10ヶ月を過ぎてもずりばいをする様子がない
・手足の動きが極端に少ない、またはぎこちない
・うつ伏せを極端に嫌がる
・他の発達面でも気になる点がある
なお、ハイハイをほとんどせずにつかまり立ちや歩行に進む赤ちゃんもいます。
これは異常ではなく、発達の個人差のひとつです。
ただ、ハイハイは全身の筋力やバランス感覚を養う良い機会でもあるため、できる範囲で経験させてあげると良いでしょう。
家庭でできるハイハイの練習方法
ハイハイの練習は、遊びを通して楽しく取り組むことが大切です。無理強いは禁物。赤ちゃんのペースに合わせて進めましょう。
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専門家に相談するタイミング
発達が気になるときは、一人で悩まず専門家に相談しましょう。
乳幼児健診を活用する
9〜10ヶ月健診ではハイハイの発達もチェック項目に含まれています。
気になることがあれば、このタイミングで相談するのがおすすめです。
相談先の例
・かかりつけの小児科
・地域の保健センター
・子育て支援センター
発達をサポートする専門プログラム
One's Fitでは、理学療法士の資格を持つスタッフが赤ちゃんの発達をサポートする「Baby & Kids School」を運営しています。
ハイハイや運動発達が気になる方は、お気軽にご相談ください。
まとめ
ハイハイを始める時期は、生後7〜9ヶ月が目安ですが、個人差がとても大きいものです。
遅いと感じても、ずりばいや寝返りができていれば多くの場合は心配いりません。
家庭では、うつ伏せ遊びやおもちゃを使った誘導など、遊びを通して自然にハイハイを促すことができます。
赤ちゃんのペースを尊重しながら、楽しく取り組んでみてください。
それでも不安が残る場合は、健診や専門家に相談することで安心につながります。一人で抱え込まず、周囲のサポートを活用していきましょう。










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